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はちみつ

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ハチミツとは

ミツバチが花から採取し、
巣箱の中で加工・保存された蜜のことです。
約80%の糖分と約20%の水分で構成され、
微量のビタミンやミネラルなどの
栄養素を含んでいます。

元々はミツバチの食料です。
蜂蜜の歴史は人類の歴史でもあります。
人類は当初、野生のミツバチの巣から
ハチミツを採取していたが、
やがてミツバチを飼育して
採取するようになった。
人類によるハチミツの生産量は、
世界で年間約120万トンと推定されています。

“完全食品 “と呼ばれるほど、
天然の栄養素が豊富なはちみつ。
さまざまな栄養素がバランスよく含まれており、
咳やのどの痛みの改善、オーラルケア、風邪予防、
スキンケア、腸内環境を整えるなど、
健康や美容に役立つ効果が期待されています。

はちみつの栄養成分の約8割を占める
ブドウ糖と果糖は、
疲労回復に効果的とされる単糖類です。

一般的に、摂取した炭水化物は単糖
(ブドウ糖と果糖)に分解され、
体内に吸収されます。
しかし、ハチミツに含まれる糖質は、
もともとこのブドウ糖と果糖であり、
ミツバチが花の蜜から体内の酵素を使って
分解したものである。
そのため、消化吸収に時間がかからず、
体のエネルギー源として
直接的に摂取することができます。

また、はちみつには、ビタミン、ミネラル、
アミノ酸、酵素、ポリフェノールなど、
体に良いとされる150種類以上の栄養素が
バランスよく含まれており、
「完全食品」とも呼ばれています。
また、腸内環境を整えるグルコン酸やオリゴ糖、
抗酸化作用や抗炎症作用でメタボリックシンドローム
を軽減するポリフェノールも含まれています。
100gあたり329kcalのはちみつは、
白砂糖の391kcalより低カロリーです。

喉の痛みや咳などの症状を緩和

口の中のウイルスが原因で起こる喉の痛みや咳など
の症状を緩和します。
原液のはちみつを口に含み、しばらく喉のあたりに
とどめておくとよいでしょう。
ティースプーン1杯を数回に分けて摂取するのが
おすすめです。
殺菌力の強い生はちみつや
マヌカハニーがより効果的です。

生ハチミツで虫歯予防

生はちみつは、口の中の細菌の増殖を抑制するので、
歯磨き粉の代わりに使用することができます。
また、はちみつをぬるま湯に溶かしてうがいの際に
活用すると、風邪の予防に効果的です。

1歳未満の乳児に与えてはいけない

乳児が蜂蜜を摂取すると乳児ボツリヌス症
を発症することがあります。
臨床実験で、砂糖を与えた乳児と比較して
蜂蜜を与えた乳児では、発育が良く、
下痢やその他の病気の発生率が低く、
赤血球数やヘモグロビン値が増加するなど、
いくつかの好ましい現象が確認されたと報告しています。
その他にも、蜂蜜が乳児の発育に好ましい結果をもたらす
ことを報告しているものが多数あります。

しかし、蜂蜜には芽胞を形成した
不活性化ボツリヌス菌が含まれている
場合があります。
芽胞の不活性化は高温高圧(120℃、4分以上)の
加熱殺菌で行われるが、この処理は酵素を変化させるため、
はちみつには適さない。
日本(当時)の厚生省の調査によると、
蜂蜜の約5%からボツリヌス菌の芽胞が
検出されています。

通常、芽胞は摂取しても体外に排出されるが、
乳児が摂取した場合、芽胞の発芽を防ぐ
腸内フローラが存在しないため、
体内で発芽して毒素を出し、
「乳児ボツリヌス症」という中毒症状を起こし、
最悪の場合、死に至る。
このため、現在では乳幼児に絶対に与えてはいけない
食品の一つとなっている。
日本では、1987年に厚生省が1歳未満の乳児には
与えないようにとの通達を出しており、
国内で販売されている製品には、
ラベルに「1歳未満の乳児に与えないでください」
と注意書きがある。


 

 

 

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